日本列島に居住する帰化高句麗氏族の代表的な氏族名

名称 氏名 姓(かばね) 旧姓   出  自(姓氏録) 主な居住地
あさけ 朝明 史        − 「高麗帯方国主氏韓法史の後」未定雑姓右京 伊勢国朝明郡
いずみ 出水 後部 「高句麗人・邦能致元の後」左京諸蕃下 山背国相楽郡出水
薩摩国出水郡出水
うえつき 殖槻 「高昌武が賜氏姓」神亀元年       ―
おう   −  −   「高句麗人・従五位下王仲文の後」左京諸蕃下
「高句麗人・後部、王安成高里連を賜る」続紀
王印出土地:下総・安房
・信濃更埴
おおい 大井 後部高 「後部高呉野が賜氏姓」宝字五年       −
おおこま 大狛 造⇒連 狛造 「高句麗人・伊利斯沙礼斯の後」
「高麗国溢士福貴王の後」河内国諸蕃
河内国大県郡・若江郡
おゆか 男H 「高句麗人・高道士の後」左京諸蕃下       −
おさか 雄坂 上部 「上部君足が賜氏姓」       −
かきい 柿井 前部 「前部選理が賜氏姓」       −
かほう 下部   ー  − 高句麗五部の一、信濃国人のの改姓に見える 信濃国
かわちのたみ 河内民  − 「高句麗人・安劉王の後」左京諸蕃下 河内・和泉国
きぶみ 黄文 造⇒連  − 「高句麗人・久斯祁王の後」山城国諸蕃 山城国久世郡
きよおか 浄岡 下部 信濃国下部文代らが賜氏姓・延暦18年 信濃国
きよはら 清原 「高禄徳が賜氏姓」神亀元年。「信濃国上部・下部・
卦婁・前部・後部・高麗姓の人達賜氏姓」延暦十八年
信濃国
くわはら 桑原 史・村主⇒
公・直
 − 「高句麗人・万徳使主の後」摂津国諸蕃
「狛国人・韓 の後」山城国諸蕃
大友史・大友桑原史・史部など六氏が桑原直を賜る。
摂津国・山城国・近江
国神埼郡・大和葛上郡
ける・けいろ 卦婁   −  − 高句麗五部の一、信濃国人の改姓に見える 信濃国
こう   −  − 「高麗国元羅郡杵王九世孫延 王の後」
「高麗国人・高助斤の後」
「高麗国人・従五位下高金蔵の後」左京諸蕃下
畿内・出雲・相模、足柄
こうほう 後部   −  − 高句麗五部の一、後部石嶋らが出水連を賜る 山城国・薩摩国
こうほうおう 後部王   −  − 「高麗国長王周の後」右京諸蕃下       −
こうほうこう 後部高   −  − 「高麗国人・正六位上後部高千金の後」未定雑姓       −
こうほうくすし 後部薬 使主  − 「高麗国人大兄憶徳の後」左京諸蕃下       −
こうらい 高麗 無姓 信濃国人にみえる
こす 古衆 「狛祁乎理和久が賜氏姓」神亀元年       −
こま 高麗 王⇒朝臣 肖奈公 「高句麗王好台七世孫延興王の後」左京諸蕃下 武蔵国高麗郡
相模国高倉郡
こま 首・造  − 「狛首。高麗国安岡上王の後」右京諸蕃
「狛造。高麗国主夫連王の後」山城国諸蕃
山城国・関東・陸奥国
こまそめべ 狛染部   −  − 「高麗国須牟祁王の後」未定雑姓河内 河内国
こまひと 狛人   −  − 「同上」 職員令狛部に諸国の狛戸がある。 河内、山城、紀伊ほか
さかい 栄井 宿禰 日置造 「日置造同祖。伊利須使主男麻弖王の後」大和諸蕃 大和
しま  − 「高麗国和興の後」右京諸蕃下 山城、攝津
しまき 嶋岐
嶋木
 − 「高麗国能祁王の後」右京諸蕃下
「高麗国人伊理和須使主の後」河内諸蕃
河内国
しまの 嶋野 達沙 「達沙仁徳らが賜氏姓」宝字五年 河内国志紀郡
しょうな 肖奈 公⇒王  − 「高句麗王好台七世孫延典王の後」左京諸蕃下 武蔵国高麗郡
相模国高倉郡
じょうほう 上部   −  − 「高句麗五部の一、上部王・上部高の氏が見える 河内国志紀郡
すすき 須々岐   − 卦婁 信濃国卦婁真老がが賜氏姓・延暦18年 信濃国
ぜんほう 前部   −  − 「高句麗五部の一、御坂連・柿井造・広篠連・安坂・
村上・朝治の諸氏になる。
信濃国・中央官吏
たか 多珂 高麗 陸奥・常陸・山城・近江・備後の郡名、郷名に見える 同左
たかい 高井  − 「高麗国主雛牟王廿世孫汝安祁王の後」山城諸蕃 山城国・阿波国
たかくら 高倉 朝臣 肖奈公 高麗朝臣が改氏 中央官吏
たかさと 高里 後部王 「高麗国長王周の後」右京諸蕃下       −
たかた 高田  − 「高麗国人多高子使主の後」右京諸蕃下 遣唐大使、壬申の武将
たかみね 高岑 宿禰⇒朝臣 松川造 「松川造貞継らが賜氏姓」承和ニ年       −
たかむこ 高向 村主  − 「呉国人小君王の後」、高宮村主、忍海狛人ら 大和国葛下郡、河内
たかべ 高家  − 大伴系を伝えるが、鴨氏と同じく婚姻女系か 常陸、佐渡、足柄
たかやす 高安 漢人  − 「狛国人小須須の後」摂津国諸蕃 河内国高安郡
たかやすのしも 高安下 村主  − 「高麗国人大鈴の後」右京諸蕃下 河内国
たてべ 竪部 使主  − 後豊宗宿禰を賜る。       −
たむら 田村 高田首 「高田首清足ら七人が賜氏姓」弘仁ニ年 山城国葛野郡
とうほう 東部   −  − 「高句麗五部の一」後東部黒麻呂が広宗連を賜る 山城国
とねり 舎人 倉舎人君 日置臣 欽明朝に大舎人として供奉。金刺舎人も同時供奉カ 出雲国
とよはら 豊原 連・造 上部王 「上部王虫麻呂が連賜氏姓」宝字五年
「上部王弥夜大理ら十人が造賜氏姓」宝字五年
      −
とよむね 豊宗 宿禰 竪部 竪部使主広人が賜氏姓」大同元年
とりい 鳥井 宿禰 日置造 「高麗国人伊利須使主の後」大和国諸蕃 畿内
なおみち 直道 宿禰 狛人 「高麗国須牟祁王の後」未定雑姓河内 河内国大県・若江郡
ながせ 長背 王・連 「欽明天皇御世、衆を率い投化」、 山城国相楽郡か
なにわ 難波 薬師 もと難波薬師であつたが、宝字ニ年改氏姓 河内国難波
ぬかた 額田 村主  − 「呉国人天国古の後」大和国諸蕃 大和国身狭屯倉
はふりべ 祝部   −  − 「呉国人田利須須の後」右京・山城諸蕃 安房・ほか各地
そろしの 広篠 前部 「前部虫麻呂が賜氏姓」神護景雲元年 畿内
ひろむね 広宗 連⇒宿禰 東部 「東部黒麻呂が賜氏姓」広仁ニ年 山城国
ふたぎ 福當 連・造 前部 「福當連。高麗国人前部能婁の後」左京諸蕃下
「福當造。高麗国人前部志発の後」左京諸蕃下
山城国相楽郡
へき・ひおき 日置 臣・部臣・造
君・部首・部
 − 列島最大の高句麗氏族。 出雲地方を中心にし、九州
山陰、安房、その他の郡名郷名・に見える。
「高麗国人伊利須使主の後」左京・大和・攝津諸蕃
臣のいる出雲国が本
拠地。その他日置神社
の所在地を見よ。
へきくらびと 日置 倉人  − 「高麗国人伊利須使主兄許呂使主の後」大和諸蕃 大和国
まつかわ 松川  − 「松川造貞継らが高岑宿禰を賜氏姓」承和ニ年       −
まりし 鋺師  − 「高麗国宝輪王の後」未定雑姓大和       −
まりべ 鞠部   −  − 甲斐国山梨郡鞠部ら大井を賜氏姓」 甲斐国山梨郡
みかさ 御笠 「高麗国人従五位下高庄子の後」左京諸蕃下 大和国添上郡
みい 御井 無姓 高麗 「信濃国高麗家継、高麗継楯が御井を賜氏姓」 信濃国
みさか 御坂 連・造 前部 「前部白公ら六人が連、前部安人が造を賜氏姓」
宝字五年
      −
みわひと 神人   −  − 「高麗人許利都の後」未定雑姓和泉国 出雲国、和泉国
むつあだち 陸奥 安達連 狛造 陸奥国安積郡狛造が陸奥安達連を賜氏姓」承和十年 陸奥国
むつしらかわ 陸奥 白河連 狛造 陸奥国白河郡狛造が陸奥白河連を賜氏姓」同上 陸奥国
やさか 八坂  − 「狛国人之留川麻乃意利佐の後」山城国諸蕃
京都八坂神社に牛頭天王を勧誘したことで有名。
山城国愛宕郡八坂郷
やまと 日置造 「日置造同祖。伊利須使主の後」大和国諸蕃 大和国
やまとのくすし 和薬 使主⇒宿禰 「呉国主照淵孫智聡の後」左京諸蕃下 チーズを作る 畿内
よしい 吉井 宿禰 日置造 「日置造同祖。伊利須使主の後」大和国諸蕃 畿内